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海外文献
重症頭蓋・脳外傷,他
Über einige Behandlungsprobleme bei schweren Schadel-Hirn-Verletzungen,他
Klötzer, B.
pp.1098
発行日 1969年10月1日
Published Date 1969/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202611
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1963-1967年間68例(♂39,♀29)が本症で死亡(Leipzig Karl-Marx—Univ.)。32日までの間。2〜7日までに22例,2週までに11例死。死亡者の入院第1日の死因となつた所見は広汎脳損傷,不可逆ショック21例,胸部損傷合併1例,脂肪栓塞,不可逆ショック4例,肺栓塞1,心筋硬塞1,硬膜下血腫2,記載もれ2。うち32例がドライバー,歩行者13例。Echo,脳血管造影,EEGはただちにルーチンに行なう。脂肪栓塞との鑑別は(1)頭部損傷有無,(2)大管状骨折有無,(3)脂肪栓塞は瞳孔正常,Somnolenzはすぐ回復,Druckpulsなし,CSFに血液なし,血中に螢光法で脂肪球証明。こうしたことで時間を失なう。Ohne Scho—ck keine Fettembolie。ショックを伴う脳傷損は脳浮腫あり。浮腫を去りつつショック対策。高熱あらば低体温,脳血流維侍,脳圧低下,全身代謝亢進,そのため気管切開,気道確保,高熱量高カロリーの鼻腔栄養法(体温は34〜35℃におく),肺炎防止(吸引,ネブライザー,抗生物質)。36日以後に18例が肺炎死をとげた。気管切開より意識がなければ挿管がよい。
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