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あとがき
塚越 廣
pp.434
発行日 1967年4月1日
Published Date 1967/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406202204
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学生生活を終えて大分経つが,大学病院の生活が長くなればなるほどいろいろな公的私的の仕事が増してきて,自分自身の学問研究の時間は少なくなる一方である。もう少し経つと自分の時間などというものは全くなくなつてしまうのではないかと心配になる。
大学病院というところは患者の診療の他に教育も研究も行なうところだそうであるが,日常の雑務に追われ,日曜や祭日の休養も十分にとれず,平日の延長のごとき仕事を強いられる生活のなかから世界の第一線級の診療や研究を行なうことが果して可能であろうか。
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