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あとがき
塚越 廣
pp.1223
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205635
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第13回世界神経学会は1985年9月1日から6日まで西独ハンブルグ市のCongress Centrumで開催された。市の中心部に遠くない公園に隣接し,緑に囲まれた会場は,多くの広い部屋をもち,落ちついた雰囲気がただよい,はじめは一時的混乱もあったが,全体としては円滑に運営されていた。
この学会場で注目されたことの一つは,英語が主要な国際語として通用していることであった。大分前の国際神経学会場では,主会場においても,仏語,独語その他の講演が稀でなく,同時通訳のインターホーンを使用する機会が少なくなかったように記憶しているが,今回の主会場でのmain themeの演者は,ほとんどが英語を用いており,独,仏の学者も英語で話す人が多かった。そのためか同時通訳のインターホーンを使用している人は比較的少ないようにみうけられた。最後の日のmain themeの会場で,珍しく独語で講演をしている演者があり,はじめはドイツの人かと思ったが,間もなくソ連の学者であることが明らかとなった。
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