連載 神経病理アトラス・8
奇形・脳性麻痺・精神薄弱の病理
室伏 君士
1
1順大神経
pp.951-958
発行日 1964年11月1日
Published Date 1964/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201733
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
今回のシリーズでとりあげた脳奇形,精神薄弱,脳性麻痺は,胎生期および幼少児期にいちじるしい発育をとげる脳の,原因的には遺伝的内因性,あるいは外因性の傷害作用により,臨床的にはその傷害の時間や部位による大脳機能障害(知能,運動など)という表現をとる点で共通する。したがつて後2者は症候上の総括概念で,変異に富む原因と病理解副像とをそなえている。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.