Japanese
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特集 定位脳手術
パーキンソニズムに対する大脳脚切截の経験
PEDUNCULOTOMY FOR PARKINSONIAN INVOLUNTARY MOVEMENTS
喜多村 孝一
1
Kowichi Kitamura
1
1東京大学医学部脳神経外科
1Dept. of Neurosurgery, Tokyo University School of Medicine
pp.25-26
発行日 1962年1月1日
Published Date 1962/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406201177
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実は私自身は脳定位手術をやつていないのであるが,私が討論者の一名に加わえられたのは,数年前に私たちの行なつたParkinsonismに対するPedunculotomyの経験について話せということであろうと思う。
現在stereotaxic operationがParkinsonian tre—morあるいはrigidityの外科的治療の大部分をなしているということは,先ほどからの講演で十分ご存じのことと思う。しかしながらこれらの手術によつて,rigidityは別として,tremorを完全に消失せしめ得ると,長期の観察の結果断言し得る方はおそらくみあたらないであろうと思う。
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