Japanese
English
Neurological CPC・101
臨床的にはParkinson病であったpallidoluysionigral atrophy
An Autopsy Case of Pallidoluysionigral Atrophy with Clinical Pictures of Parkinson's Disease
大竹 敏之
1
,
保坂 宗右
1
,
宮本 和人
1
,
望月 葉子
4,7
,
小森 隆司
5
,
川田 明広
1
,
磯崎 英治
1
,
中山 宏
2
,
柳下 章
3
,
内原 俊記
6
,
水谷 俊雄
4
,
林 秀明
1
1東京都立神経病院神経内科
2東京都立神経病院神経精神科
3東京都立神経病院神経放射線科
4東京都立神経病院検査科
5東京都神経科学総合研究所臨床神経病理
6東京都神経科学総合研究所神経病理
7東京都立北療育医療センター内科
キーワード:
Parkinson's disease
,
pallidoluysionigral atrophy
,
corticobasal degeneration
,
progressive supranuclear palsy
,
dentatorubropallidoluysian atrophy
Keyword:
Parkinson's disease
,
pallidoluysionigral atrophy
,
corticobasal degeneration
,
progressive supranuclear palsy
,
dentatorubropallidoluysian atrophy
pp.186-193
発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100448
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症例呈示
司会(宮本,神経内科) 本日の症例はParkinson病(PD)です。この病気は当院でも非常に多いわけですが,本例には興味ある病理所見があります。それでは主治医の大竹先生から臨床を呈示していただくことにします。
主治医(大竹,神経内科) 死亡時,72歳の男性です。既往歴では50歳頃から高血圧で服薬中ですが,その他には特別なことはありません。家族歴もとくに申し上げることはありません。現病歴ですが,1994年3月(65歳)頃から,両手指に安静時を主とするふるえが出現し,4月11日,府中病院神経内科を初診しております。上下肢のrigidity,akinesiaが認められ,PDと診断され,抗Parkinson病薬の投与が開始されました。EC-dopal 600mg/日,trihexyphenidyl 4mg/日,amantadine 100mg/日,bromocriptine 5mg/日で良好なコントロールが得られ,毎日ジョギングやウォーキングが可能な状態にまでなりました。しかし,高血圧の変動が強く,頸部血管エコーの結果からticlopidine 100mg/日も併用しました。
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