Japanese
English
特集 Withコロナ時代の精神医学教育の進歩—卒前教育から生涯教育まで
卒前・卒後のシームレスな精神医学教育
Continuity of Psychiatric Education Before and After Graduation from Medical School
藤田 博一
1
,
黒江 崇史
2
Hirokazu Fujita
1
,
Takashi Kuroe
2
1高知大学医学部附属医学教育創造センター
2高知大学医学部家庭医療学講座
1Center for Medical Education Development, Kochi Medical School, Kochi University, Kochi, Japan
2Department of Family Medicine, Kochi Medical School, Kochi University
キーワード:
医学教育
,
medical education
,
精神医学教育
,
psychiatry education
,
医師養成課程
,
medical doctor training process
Keyword:
医学教育
,
medical education
,
精神医学教育
,
psychiatry education
,
医師養成課程
,
medical doctor training process
pp.983-990
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206695
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
抄録 近年の医学教育において,医学教育分野別評価,医師臨床研修制度の見直し,臨床実習における医学生の法的な位置づけなど,さまざまな変革が起きている。新型コロナウイルス感染症が流行し,国民から医療に対するさまざまなニーズがあることが改めて浮き彫りとなり,地域医療や公衆衛生の現場をはじめ,さまざまな現場で活躍できる後進の育成は,我々にとって重要な役目となっている。大きく医師養成課程は,卒前教育と卒後教育に分けられるが,本来は卒前と卒後といった区別なく,連続性を持ったもの(シームレス)であることが望ましい。精神科領域では,医師臨床研修制度において再び必修化されたことによって,すべての医師が精神科で一定期間研修を行うことになった。これを機に,シームレスな精神医学の研修について見直してみたい。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.