Japanese
English
特集 精神医療・精神医学の組織文化のパラダイムシフト
医学生の精神医学教育のパラダイムシフト
Paradigm Shifts of the Education in Psychiatry for Medical Students
赤松 正規
1
,
藤田 博一
2
Masanori Akamatsu
1
,
Hirokazu Fujita
2
1高知大学医学部神経精神科学教室
2高知大学医学部附属医学教育創造センター
1Department of Neuropsychiatry, Kochi Medical School, Kochi University, Kochi, Japan
2Center for Medical Education Development, Kochi Medical School, Kochi University
キーワード:
精神医学教育
,
education in psychiatry
,
連続性
,
continuity
,
診療参加型臨床実習
,
clinical clerkship
,
アクティブ・ラーニング
,
active learning
,
共用試験
,
common achievement tests
Keyword:
精神医学教育
,
education in psychiatry
,
連続性
,
continuity
,
診療参加型臨床実習
,
clinical clerkship
,
アクティブ・ラーニング
,
active learning
,
共用試験
,
common achievement tests
pp.215-221
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405206850
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抄録
従来の医学教育は,一方向の講義形式の授業,見学型の臨床実習,筆記試験で卒業を判定し,最後は医師国家試験に合格することが一連の流れであった。一方,最近の医学教育では,グループ学修などを軸とした能動型の学修形式(いわゆるアクティブ・ラーニング),診療参加型臨床実習,知識だけでなく,患者に接する態度や診察の進め方,基本的な診療技能の修得度を客観的に評価する能力試験など授業や評価の方法が大きく変わってきた。またそれらの教育は,学生だけで完結するのではなく,臨床研修や専門医研修へ連続性を持ったつながりが重要視されている。そうした医学教育のパラダイムシフトを意識しながら,精神医学教育をどう展開していくべきか考えていきたい。
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