Japanese
English
研究と報告
躁うつ病の病態生理学的研究—不安と尿中カテコールアミンの関係
Pathophysiological Studies on Manic-depressive Psychoses: the Relation between Anxiety and Excretion of Urinary Catecholamines
松下 兼介
1
,
松本 啓
1
Kensuke Matsushita
1
,
Kei Matsumoto
1
1鹿児島大学医学部神経精神医学教室
1Dept. of Neuropsychiatry, Faculty of Medicine, Kagoshima Univ.
pp.1159-1165
発行日 1973年11月15日
Published Date 1973/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405202097
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I.緒言
近年,精神疾患の病態生理学的研究がさかんに行なわれるようになり,精神と身体の研究が探究されつつあり,内因性躁うつ病においても,ここ数年来,アミン,電解質代謝異常がもっとも重要視され,それらの代謝との関連において,自律神経,内分泌機能が注目されてきている。
われわれの教室でも,内因性躁うつ病を中心に,アミン,自律神経,ポリグラフ,内分泌機能など,多角的に把え,その本態を究明せんと試みている11,15〜17)。
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