Japanese
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研究と報告
躁うつ病の病態生理学的研究—自律神経機能からみた尿中カテコールアミンの排泄
Pathophysiological Studies on Manic: depressive Psychoses : Excretion of Urinary Catecholamines correlated to Autonomic Nervous Functions
松下 兼介
1
,
神崎 康至
1
,
松本 啓
1
Kensuke Matsushita
1
,
Yasushi Kamizaki
1
,
Kei Matsumoto
1
1鹿児島大学医学部神経精神医学教室
1Dept. of Neuropsychiatry, Faculty of Med., Kagoshima Univ.
pp.165-172
発行日 1973年2月15日
Published Date 1973/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405201986
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I.緒言
近年,精神疾患の病態生理学的研究がさかんに行なわれるようになり,精神と身体との関係が探究されつつあり,内因性躁うつ病においても,ここ数年来,アミン,電解質などの代謝異常が最も重要視され,それらの代謝との関連において,自律神経,内分泌機能が注目されてきている。
われわれの教室でも,内因性躁うつ病を中心に,アミン,自律神経,ポリグラフ,内分泌機能など,多角的にとらえ,その本態を究明せんと試みている。
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