Japanese
English
特集 気管支喘息と受容体
神経ペプチド
Neurooeptides
相沢 久道
1
Hisamichi Aizawa
1
1九州大学医学部附属胸部疾患研究施設
1Research Institute for Diseases of the Chest, Faculty of Medicine, Kyushu University
pp.1193-1200
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404910078
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
生体には数多くの生理活性ペプチドが存在し,多彩な生理作用を通して様々な機能を調節している.これらのペプチドのうち神経系に豊富に分布し,サブスタンスPやvasoactive intestinal pe—ptide(VIP)などのように神経系での役割が明らかにされているものを神経ペプチドという.神経ペプチドは呼吸器系にも豊富に分布し,呼吸器疾患において重要な役割を演じていると考えられる.ここでは,これらの神経ペプチドの受容体について解説するとともに,その病態生理学的な役割について述べたい.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.