Japanese
English
Bedside Teaching
ペースメーカーモードの選択・2
Selection of Pacing Mode・2
梅村 純
1
,
大西 哲
1
,
笠貫 宏
1
,
細田 瑳一
1
Jun Umemura
1
,
Satoshi Ohnishi
1
,
Hiroshi Kasanuki
1
,
Saichi Hosoda
1
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所内科
1Department of Cardiovascular Medicine, Tokyo Women's Medical College The Heart Institute of Japan
pp.557-562
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900681
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はじめに
前回はペースメーカーの適応を含め,ペースメーカーおよびペーシング・モードの選択について総論的に解説し,生理的ペーシングの重要性を強調した.今回はペーシング・モードの選択について病態別により詳細に解説する.
ペーシング・モードの選択に関しては個々の症例ごとに最適のモードを選ぶように心掛ける.このためには自覚症状(めまい・失神だけでなく易疲労感の有無,心不全症状の有無)の聴取,非観血的検査法(運動負荷,ホルター心電図,心エコー法,核医学)による心機能,運動耐容能の評価および観血的検査法(電気生理学的検査;以下EPS),基礎心疾患の検索のための心臓カテーテル検査法)などを施行し決定する.ペーシング・モードの選択に際しては,同一のペーシング・モード(例えばDDDR)でも機種により特徴があり,その特徴を考慮して個々の症例の病態に応じたペーシング・モードを持つペースメーカーを選択すべきである.
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