Japanese
English
特集 呼吸器疾患難治化の要因
COPD
Chronic Obstructive Pulmonary Disease (COPD)
佐々木 英忠
1
,
板橋 繁
1
,
福島 健泰
1
,
関沢 清久
1
Hidetada Sasaki
1
,
Shigeru Itabashi
1
,
Takeyasu Fukushima
1
,
Kiyohisa Sekizawa
1
1東北大学医学部老人科
1Department of Gerontology, Tohoku University School of Medicine
pp.35-40
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900599
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COPDの病態
肺気腫のみ,または慢性気管支炎のみという例は稀であり,両者の混合がみられるためChronic Obstructive Pulmonary Disease(以下COPD)と診断される場合が多い.欧米では学術論文にもCOPDとして扱われている.
日本人の肺気腫の特徴は,欧米人のごとくα1-アンチトリプシン欠損症が少ないことである.肺気腫の重症度とタバコの1日の本数×年として表されるブリックマン指数とはよく比例する1).
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