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肺胞マクロファージ貪食能
福島 健泰
1
,
関沢 清久
1
,
佐々木 英忠
1
1東北大学医学部附属病院老人科
キーワード:
肺胞マクロファージ
,
肺磁界
,
貪食能
Keyword:
肺胞マクロファージ
,
肺磁界
,
貪食能
pp.526-527
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900594
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1.はじめに
単核食細胞系(mononuclear phagocyte system)に属する肺胞マクロファージ(AM)は,さまざまな細胞機能を有している.肺は,経気管支的に直接,外界異物の暴露にさらされる特異的臓器であり,その環境の中でAMは異物の処理,病原体の殺菌不活化,抗原提示を含めた炎症免疫反応の誘導など生体防御機構において重要な役割を担っている.
今回紹介する生体磁気計測系は,近年肺磁界1),脳神経磁界研究,核磁気共鳴映像法(MRI)などに利用され,応用範囲が拡大している分野である.以下,AMの基本的特性である食作用を貧食された鉄粉粒子から発生する残留磁気の減衰曲線から評価する方法を述べる.
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