Japanese
English
Bedside Teaching
抗コリン薬
Anticholinergic Drug
金 永枯
1
,
佐々木 英忠
1
,
関沢 清久
1
Yong-Hu Jin
1
,
Hidetada Sasaki
1
,
Kiyohisa Sekizawa
1
1東北大学医学部老人科
1Department of Geriatric Medicine, Tohoku University, School of Medicine
pp.347-351
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900455
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はじめに
慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease,COPD)の吸入療法は広く普及しているが,抗コリン薬もその一つとして重要な位置を占めている.
喘息にはβ2刺激薬が効果があり,喘息を除いたCOPDには副交感神経優位のためβ2刺激薬よりも抗コリン薬のほうが気道拡張効果があると定説になっており1),本書でも他項で引用されたごとくである.本文では抗コリン薬の喘息およびCOPDにおける作用機序と,作用部位について述べる.
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