今月の主題 呼吸機能検査
技術解説
スパイロメトリー・フローボリウム曲線
佐々木 英忠
1
,
関沢 清久
1
,
会川 尚志
1
,
矢内 勝
1
,
板橋 繁
1
,
福島 健泰
1
,
森川 昌利
1
,
手塚 光彦
1
,
氏家 祐子
1
Hidetada SASAKI
1
,
Kiyohisa SEKISAWA
1
,
Takashi AIKAWA
1
,
Masaru YANAI
1
,
Shigeru ITABASHI
1
,
Takeyasu FUKUSHIMA
1
,
Masatoshi MORIKAWA
1
,
Mitsuhiko TEZUKA
1
,
Yuko UJIIE
1
1東北大学医学部老人科
キーワード:
テフノー曲線
,
スパイロメータ
,
Vmax
,
等圧点
,
末梢気道閉塞
Keyword:
テフノー曲線
,
スパイロメータ
,
Vmax
,
等圧点
,
末梢気道閉塞
pp.287-292
発行日 1990年3月15日
Published Date 1990/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900071
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スパイロメータで測定したスパイログラムは,肺気量分画とテフノー曲線である.一秒率は,70%以下で閉塞性障害があるといい,肺活量は標準値の85%以下で拘束性障害があるといえる.フローボリウム曲線は,テフノー曲線と同じ成績を別の表現にしたものにすぎない.しかし,型分類により病気を診断できる利点がある.閉塞性障害は肺弾性圧が小さいか,または等圧点より上流気道抵抗が高くても生じる.
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