Japanese
English
特集 心筋Viabilityの評価
心臓手術と心筋Viability
Protection of myocardial viability during cardiac operation
八田 光弘
1
,
小柳 仁
1
Mitsuhiro Hachida
1
,
Hitoshi Koyanagi
1
1東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器外科
1Department of Cardiovascular Surgery, The Heart Institute of Japan, Tokyo Women's Medical College
pp.223-228
発行日 1990年3月15日
Published Date 1990/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900108
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開心術の際に,手術操作を円滑に行うためには,人工心肺を使用し,さらに,心停止を誘導することが不可欠である。この心停止の間,心筋のViabilityを温存する操作が必要となる。このいわゆる心筋保護法はMelroseら1)により始められ,Gay,Ebert2)により再評価され,心臓外科手術にcardioplegiaとして応用された。種々のcardioplegia導入により,現在までに開心術の安全性は著しく向上してきている。
さまざまな心筋保護法が現在,各施設で行われているが,当教室が実践してきた心筋保護法を中心として,心臓外科領域と心筋viabilityの接点を心筋保護法(car-dioplegia)の観点から以下に考察していきたい。
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