Japanese
English
装置と方法
携帯型血圧連続測定装置の実用性について—100例の臨床使用報告
Validity and usefulness of automatic non-invasive ambulatory blood pressure in 100 patients
藤岡 達雄
1
,
岳 マチ子
1
,
山口 いづみ
1
,
窪倉 武男
1
,
渋谷 実
1
Tatsuo Fujioka
1
,
Machiko Take
1
,
Izumi Yamaguchi
1
,
Takeo Kubokura
1
,
Minoru Shibuya
1
1東京女子医科大学付属成人医学センター
1The Institute of Geriatrics, Tokyo Women's Medical Colledge
pp.395-401
発行日 1988年4月15日
Published Date 1988/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404205234
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血圧には大きな日内変動があり,睡眠中は低く,覚醒時は体位や精神的,肉体的活動により大きく変動することが知られている1,2)。2週間から1カ月に1度の外来随時血圧の測定のみでは,患者本来の血圧がつかみにくく,高血圧症の正しい診断,ならびに降圧剤の効果判定が不十分かつ不正確であると考えられる。さらに降圧剤療法における睡眠中の血圧管理が増々必要になって来ている3)。
そこで我々は,外来患者100例に対して,携帯型血圧連続測定装置を借し出し,水銀血圧計における血圧値との相関性を検討するとともに,24時間の血圧日内変動を測定し,その実用性についても検討を加えた。
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