Japanese
English
特集 PTAの適応と限界
冠状動脈に対するPTCAの適応と限界
The indication and limitation of percutaneous transluminal coronary angioplasty (PTCA)
中西 成元
1
,
加藤 健一
2
Shigemoto Nakanishi
1
,
Kenichi Kato
2
1虎の門病院循環器センター臨床生理検査部
2虎の門病院循環器センター内科
1Department of Clinical Physiology, Cardiovascular Center, Toranomon Hospital
2Division of Internal Medicine, Cardiovascular Center, Toranomon Hospital
pp.921-927
発行日 1986年9月15日
Published Date 1986/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204921
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はじめに
最近の虚血性心疾患の診断と治療には目をみはるものがある。
PTCAは冠硬化症に対する新しい治療法である。1977年にGrüntzigが虚血性心疾患の患者に特殊なballoonを使って冠動脈狭窄病変の拡張に初めて成功した1,2)。虚血改善効果は著明であり虚血性心疾患の治療法の1つとして加わった3〜5)。経験の増加と熟練の器具の改良6)により成功率の上昇と合併症の減少がはかられ適応はますます広がった。
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