Japanese
English
特集 肺機能検査の新しいガイドライン—手技と装置(1)
スパイロメトリー,フローボリウム曲線
Spirometry and flow volume curve
吉田 稔
1
,
石橋 正義
1
Minoru Yoshida
1
,
Masayoshi Ishibashi
1
1福岡大学医学部内科
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Fukuoka University
pp.11-18
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204799
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はじめに
呼吸機能検査が普及するにつれて,当然のことながら検査の標準化と同時に検査手技の簡便化も要求される。そのため測定値の自動算出を目的として,種々の装置を1つのシステムに組み入んだマイクロコンピューターによる演算処理を行う器械が用いられるようになった。その1つとして,スパイロメトリーやフローボリウム曲線の同時測定が可能な器械も普及し,実地診療や体力測定などの分野にまで広まりつつある。
しかしながら,このような自動化された器械の内部がブラックボックス化され,測定装置自体の原理を理解することが困難になり,得られた測定値の数値のみでそれを評価する風潮がしばしば見受けられるようになった。
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