Japanese
English
特集 肺機能検査による病変部位診断の可能性
肺気量分画
Lung Volumes
石橋 正義
1
,
吉田 稔
1
Masayoshi Ishibashi
1
,
Minoru Yoshida
1
1福岡大学医学部第二内科
1Department of Internal Medicine II, School of Medicine, Fukuoka University
pp.563-567
発行日 1996年6月15日
Published Date 1996/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404901263
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はじめに
呼吸器系の病態生理学的特徴の検出を目的とする呼吸機能検査によって得られた機能的異常と病理形態学的変化とは必ずしも一致するものではなく,自ずから限界がある.しかしながら,種々の呼吸機能検査を組み合わせることにより機能的異常のより詳細な把握が可能となり,その結果呼吸器疾患の機能と形態の異常の関連性についての手がかりが得られる.
そこで,本稿では肺気量分画の異常からみた呼吸器疾患における主病変の局在部位の機能的診断について考察した.
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