Japanese
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特集 肺機能検査の新しいガイドライン—手技と装置(1)
肺機能検査標準化の基礎
Fundamentals for standardization of pulmonary function tests
太田 保世
1
Yasuyo Ohta
1
1東海大学第2内科
1Second Department of Internal Medicine, School of Medicine, Tokai University
pp.3-9
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204798
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はじめに
"肺機能検査の新しいガイドライン"特集にあたり,まずその意図,背景,基礎となる事項について筆者なりの解釈を述べたい。
Standardization (標準化,規格化)あるいはスタンダード・テクニックという言葉がしばしば使われる。これは杞憂であろうと思うが,標準化を図ることは,現状での共通の言葉を持ち,科学的な比較の根拠を持つことであり,将来の自由な進歩発展を妨げるものではなく,むしろ正しい方向を探る出発点である。ガイドラインとされた理由は,現在の最大公約数としての認識を,要約して偏らずに伝えるという意図であろう。
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