Japanese
English
Bedside Teaching
心筋保護
Cardioplegia
山田 崇之
1
Takayuki Yamada
1
1東京医科歯科大学医学部第2外科
12nd Dept. of Surgery, Tokyo Medical and Dental University
pp.165-172
発行日 1983年2月15日
Published Date 1983/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204176
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人工心肺使用,体外循環下の開心術は1953年。Gib—bonの心房中隔欠損閉鎖術が第1例であるが,当時の手術死亡原因は
1.手術手技
2.不適正な術後管理
3.心臓血管系以外の臓器障害
4.術後心機能低下
5.その他,によるものであった。
手術手技の向上,術後急性期の病態生理解明,術後管理の向上,そして体外循環技術向上による重要臓器障害は著しく減少し,術後心機能低下が最も一般的な死亡原因となった。術前心機能,麻酔法,手術手技,術後管理などによっても術後心機能は影響されるが,最も重要な因子は術中の心筋保護である。
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