呼と循ゼミナール
心臓病の非観血的診断法—(11)虚血性心疾患
吉川 純一
1
1神戸中央市民病院循環器センター内科
pp.1210
発行日 1982年12月15日
Published Date 1982/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204127
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近年,本邦においても虚血性心疾患は増加の一途をたどりつつある。本症の診断には古くから心電図が用いられてきたが,1950年代の後半から1960年代にかけて創案された冠動脈造影法が,本症の診断学を飛躍的に発展せしめた。この冠動脈造影法により,心電図が再評価され,心電図のsensitivityやspecificityが明らかとなった。さらに最近では心エコー図も本症の診断に重要な役割を果すようになってきた。
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