呼と循ゼミナール
心臓病の非観血的診断法—(12)僧帽弁逸脱症候群
吉川 純一
1
1神戸市立中央市民病院循環器センター
pp.62
発行日 1983年1月15日
Published Date 1983/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404204154
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本症候群ほど最近の心臓病の学会を賑わせたものは無いであろう。それは,ひとえに本症候群の診断が簡単そうで,実は意外と難しいところにある。現在でもその診断をいかに行うべきかには多くの議論が残されたままである。
それでは,なぜ本症候群の診断が難しいのであろうか。それは最も頼りとする断層心エコー図による僧帽弁エコーの解釈に統一した見解が無いからである。
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