Japanese
English
特集 呼吸不全の対策
心・腎・肝・消化器合併症と管理
Complication of the heart, kidney, liver and gastrointestinal tract, and the management
塚本 玲三
1
,
山林 一
2
Reizo Tsukamoto
1
,
Hajime Yamabayashi
2
1川崎市立井田病院内科
2東海大学内科
1Ida Hospital, Kawasaki City
2Dept. of Int. Med., Tokai Univ.
pp.717-721
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203393
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近年,扱いやすくてしかも精度の高い優れたレスピレーターが広く普及し,各施設あるいは病院における呼吸管理の技術の向上によって,呼吸不全患者に対する呼吸管理方法は著しく進歩した。そのために,呼吸不全そのもので患者が死亡することはきわめて少なくなり,呼吸不全患者の死因としては感染,不整脈,消化管出血,腎不全等の合併症が,大きなウエイトを占めるようになった。
これらの合併症の対処の仕方によって,患者の予後が大きく左右されるから,呼吸不全患者の治療に際しては絶えず合併症の発症に細心の注意を払い,その徴候があれば直ちに適切な処置をとらねばならない。
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