Japanese
English
Bedside Teaching
術前肺機能検査
Preoperative Lung Function Test
加藤 幹夫
1
,
加藤 弘文
2
,
長瀬 千秋
2
,
山田 久和
1
,
大井 元晴
1
Mikio Kato
1
,
Hirofumi Kato
2
,
Chiaki Nagase
2
,
Hisakazu Yamada
1
,
Motoharu Ohi
1
1京都大学結核胸部疾患研究所臨床肺生理学部
2京都大学結核胸部疾患研究所胸部外科学部
1Dept. of Clinical Pulmonary Physiology, Chest Disease Research Institute, Kyoto Univ.
2Dept. of Thoracic Surgery, Chest Disease Research Institute, Kyoto Univ.
pp.1011-1016
発行日 1977年11月15日
Published Date 1977/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404203125
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術前肺機能検査は従来からもっぱら肺切除術における手術適応の限界をきめる目的で広く行なわれてきており,肺切除限界をあらわす各種のCriteriaが提唱され用いられてきている。
しかし,肺切除術における術前の肺機能障害の程度と術後の呼吸不全発生頻度との関係は,retrospectiveに種々な解釈は加えることができたとしても,術後の呼吸管理の進歩した現今では,個々の症例について術前の肺機能検査成績のみからその適応限界を明確に設定することはあまり意味のないことであると考えられる。
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