臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
III.呼吸器疾患
内科的治療の限界と手術のタイミング
52.低肺機能症例の開胸手術の適応と設定
加藤 幹夫
1
Mikio Kato
1
1京都大学結核胸部疾患研究所・臨床肺生理学部
pp.2188-2189
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218593
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症例
63歳,女.主訴:労作時呼吸困難(Hugh-JonesIII)と血痰.
症状の経過:約8年前から体動時に息切れを感じ,ときどきその程度が増悪し近医で治療をうけていた.約6カ月前から湿性咳嗽と血痰を来たし,胸部X線写真上で異常陰影を指摘された.
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