講座
Flow-volume curve
玉谷 青史
1
Seiji Tamaya
1
1慶応義塾大学内科学教室
1Dept. of Internal Medicine, Keio Univesity
pp.771-778
発行日 1976年9月15日
Published Date 1976/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202951
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Flow-volume曲線に関する研究は古くはDayman1)あたりまで逆のぼることができよう。換気力学的な面からの検討についてはすでに諸先輩によって詳細な報告2〜10)がなされているのでここでは概説程度にとどめる。この講座でFlow-volume曲線がテーマにとりあげられた理由は,最近諸施設でFlow-volume曲線がルチーンに測定され始めているが未だそれによる診断が十分になされていないことにあろう。
1被験者において経時的,あるいは気管支れん縮剤,拡張剤11〜16)の前後などと比較した用い方には有効であろうが,Flow-volume曲線の正常範囲を決めて異常者を検出するためには未だ多くの問題が残されている17〜20)。
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