Japanese
English
装置と方法
Flow-Volume曲線
Flow-Volume Curve
滝島 任
1
,
佐々木 孝夫
1
Tamotsu Takishima
1
,
Takao Sasaki
1
1東北大学医学部第1内科学教室
11st Department of Internal Medicine, Tohoku University, School of Medicine
pp.327-330
発行日 1971年4月15日
Published Date 1971/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202253
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Ⅰ.flow-volume曲線とは
flow-volume曲線とは,呼吸器系に出入りする空気の量とその速度とを直角座標上に表わしたものである。気道を流れる空気量をX軸に,気流速度をY軸にとり表わすのが普通であるが,空気量を体プレシスモグラフにより,胸部容積変化としてとらえることもある。
図1は最大努力呼気時にえられたflow-volume曲線とスパイログラムとの関係を示したものである。量変化をX軸に共通に表わしており,スパイログラム各点における接線から求められる気流速度がY軸に記録される。したがって,スパイログラムの初めの部分が大きく拡大され,終末部が逆に小さくまとめられるという特徴をもっている。
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