Japanese
English
ジュニアコース
aADN2
Alveolar Arterial Nitrogen Tension Difference
大塚 洋久
1
Hirohisa Ohtsuka
1
1北里大学医学部内科学教室
1Department of Internal Medicine, School of Medicine, Kitasato University
pp.145-149
発行日 1973年2月15日
Published Date 1973/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404202463
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肺疾患における低O2血症の要因として換気血流比不均等分布の意義は大きい。換気血流比不均等分布を評価する手段としては,肺胞気動脈血間ガス分圧較差(O2,N2),肺一酸化炭素拡散能力,種々の不活性ガスの洗い出しを利用したコンパートメント解析,放射性ガス(xe—non, krypton)による換気血流比の地理的分布などの方法が現在主として行なわれている。肺胞気動脈血間のO2分圧較差および肺一酸化炭素拡散能力は,肺胞レベルのガス交換障害を換気血流比不均等分布もふくめて総合的に評価する指標である。これに対し,本稿でとりあげる肺胞気動脈血間N2分圧較差は純粋に換気血流比不均等分布だけを,反映する指標と考えられてきた。
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