Japanese
English
綜説
肺拡散能力と不均等分布
Pulmonary diffusing capacity and uneven distribution of ventilation, volume and diffusing capacity.
山林 一
1
,
外村 舜治
1
,
一之沢 昭夫
1
,
藤本 淳
1
Hajime Yamabayashi
1
,
Syunji Tonomura
1
,
Akio Ichinosawa
1
,
Kiyoshi Fujimoto
1
1大阪府立成人病センター
1Center for Adult Diseases, Osaka.
pp.276-284
発行日 1966年4月15日
Published Date 1966/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201575
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I.緒言
一酸化炭素による肺拡散能力(DCO)を測定する方法として,一回呼吸法と恒常法がもっとも広く用いられているが,肺疾患患者を主として対象とする臨床的測定において問題となるのは,肺内ガス分布を規定する種々の因子の不均等分布の影響である。
1959年Lewisはrebreathing法によるDco2測定法を発表し,この方法が従来の一回呼吸法および恒常法にくらべ,もっとも不均等分布の影響が少ないものとして推奨している。
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