Japanese
English
原著
先天性心疾患における心音図の検討—その2:純型肺動脈狭窄,ファロー四徴,心内膜床欠損,その他について
Phonocardiographic Studies in Congenital Heart Disease
飯島 昌夫
1
,
大島 正浩
1
,
岡本 義明
1
,
奥山 和夫
1
,
車田 孝夫
1
,
藪田 敬次郎
1
,
大国 真彦
1
M. Iijima
1
,
M. Oshima
1
,
Y. Okamoto
1
,
K. Okuyama
1
,
T. Kurumada
1
,
K. Yabuta
1
,
M. Okuni
1
1東京大学小児科学教室
1Dept. of Pediatric, University of Tokyo.
pp.703-709
発行日 1962年10月15日
Published Date 1962/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201144
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I.緒言
従来,先天性心疾患として一括して片付けられていたものも,最近の心臓外科の目覚しい進歩により,その適応をきめるために更に詳細な臨床的診断が要求されるようになつてきた。臨床症状,胸部レ線像,心電図検査などと共に心雑音の性状を正しく理解することは極めて診断上重要なことである1)。
著者らは既に心房中隔欠損,心室中隔欠損並びに動脈管開存の3疾患の心雑音については前号に述べたので,今回はその他の先天性心疾患の心雑音について述べることとする。
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