特集 公費補助制度を使いこなす!
Ⅱ.各論
ファロー(Fallot)四徴症
住友 直文
1
,
山岸 敬幸
2
1慶應義塾大学医学部小児科学教室
2東京都立小児総合医療センター
キーワード:
Fallot四徴症
,
チアノーゼ性心疾患
,
遠隔期再手術
,
小児慢性特定疾病
,
指定難病
Keyword:
Fallot四徴症
,
チアノーゼ性心疾患
,
遠隔期再手術
,
小児慢性特定疾病
,
指定難病
pp.956-960
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001125
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SUMMARY
▷Fallot四徴症は,新生児期,乳幼児期から外科的手術介入を要するチアノーゼ性心疾患である.
▷多くの症例では,心内修復術後にも右室流出路狭窄,肺動脈弁逆流などの遺残病変を有する.
▷術後の遺残病変が重度の場合には,術後遠隔期(成人期)に再手術が必要となる.
▷小児では,術前後ともほぼ全例で小児慢性特定疾病の申請に該当する.
▷成人では,NYHA心機能分類Ⅱ度以上の心不全症状を伴う場合,指定難病申請に該当する.
▷ペースメーカー埋め込み,人工弁置換,人工弁移植症例では,心臓機能障害1級相当に該当する.
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