図解病態のしくみ 先天性心疾患・5
ファロー四徴症
原田 研介
1
1日大小児科
pp.1212-1213
発行日 1978年8月10日
Published Date 1978/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208003
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ファロー四徴症(Tetralogy of Fallot:TOF)はチアノーゼを伴う先天性心疾患中,最も多いもので,全先天性心疾患の約10%を占めている.性差は60:40で男性に多い.
その定義は心室中隔欠損,右室流出路狭窄が存在し,右室圧と大動脈圧が等しくなり,そのためにチアノーゼを生ずる先天性心疾患とされている.最近では右室流出路狭窄が軽くて臨床的にチアノーゼを認めないものでもTOF(pink TOF)として扱っている.
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