Japanese
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特集 呼吸器疾患ガイドラインの課題
ALI/ARDS診療のためのガイドライン
Clinical Practice Guideline for ALI/ARDS
橋本 悟
1
,
志馬 伸朗
1
Satoru Hashimoto
1
,
Nobuaki Shime
1
1京都府立医科大学集中治療部
1Division of Intensive Care Medicine, Kyoto Prefectural University of Medicine
pp.1337-1342
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100939
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はじめに
日本呼吸器学会(JRS)のARDSガイドライン委員会は2005年10月にALI(acute lung injury)およびARDS(acute respiratory distress syndrome)に関する診断と治療のためのガイドラインを作成し発行した1).それ以前に本邦においては日本呼吸療法医学会による「ARDSに対するClinical Practice Guideline」が発行されているのみであった2,3).日本呼吸療法医学会のガイドラインは優れたものであったが,どちらかと言えば人工呼吸療法を中心に解説したものであった.そこで日本呼吸器学会ではALI/ARDSを包括的に捉え,かつ呼吸器内科医や一般臨床医を対象にしたガイドラインを作成することとなった.以下に,この「ALI/ARDS診療のためのガイドライン」についてその概要を解説したい.
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