Japanese
English
特集 呼吸器疾患ガイドラインの課題
肺炎のガイドライン
Guidelines for Pneumonia
石田 直
1
Tadashi Ishida
1
1倉敷中央病院呼吸器内科
1Department of Respiratory Medicine, Kurashiki Central Hospital
pp.1331-1336
発行日 2007年12月15日
Published Date 2007/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100938
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はじめに
昨今,医療のいろいろな分野でガイドラインが制定され,診療の標準化が図られている.肺炎は,有病率が高いこと,致命的になることもしばしば認められること,患者背景(年齢,基礎疾患)や重症度および治療の場(外来,入院,ICU)に幅があること,全世界的に適正な抗菌薬使用が求められていること,専門医以外の医師や開業医も診療する機会があることなどの理由により,ガイドラインの制定に比較的適した疾患であると考えられる.実際,各国ではそれぞれ肺炎のガイドラインが制定され運用されている.
本稿では,米国と本邦の市中肺炎と院内肺炎のガイドラインについて取り上げ,概要を述べてみたい.
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