Japanese
English
綜説
カルボニル蛋白と呼吸器疾患
Protein Carbonyls in Respiratory Diseases
別役 智子
1
Tomoko Betsuyaku
1
1北海道大学医学部第一内科
1First Department of Internal Medicine, Hokkaido University School of Medicine
pp.1113-1116
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100903
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はじめに
蛋白のカルボニル化は様々な酸化現象によってもたらされ,一般的に不可逆的な酸化現象である1).lysine,proline,arginine,threonine残基にカルボニル基が付加されることであり,蛋白の持つ機能を阻害する場合もある.カルボニル化蛋白の検出は最も汎用されている酸化ストレスマーカーの一つである2~5).
本稿においては,酸化ストレスが関与すると考えられている様々な呼吸器疾患とカルボニル化蛋白について概説したい.
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