増大特集 タンパク質・核酸の分子修飾
Ⅱ.細胞質/オルガネラでの分子修飾
酸化還元状態
カルボニル化
戸田 年総
1
Toda Tosifusa
1
1東京都健康長寿医療センター研究所
キーワード:
酸化ストレス
,
活性酸素
,
不可逆的酸化修飾
,
老化
,
生活習慣病
Keyword:
酸化ストレス
,
活性酸素
,
不可逆的酸化修飾
,
老化
,
生活習慣病
pp.452-453
発行日 2018年10月15日
Published Date 2018/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200874
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タンパク質のカルボニル化は非酵素的に起こる不可逆的(修復不能)な酸化修飾であり,その反応には,生体内でのエネルギー代謝に伴って必然的に発生する活性酸素がかかわっている。タンパク質のカルボニル化は生体にとって有害な反応であり,立体構造や生理活性に悪影響を及ぼす。老化や生活習慣病の原因物質の一つと考えられており,それらのバイオマーカーとしても注目されている。
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