Japanese
English
綜説
冠攣縮誘発薬剤としてのアセチルコリンとエルゴノビン
Acetylcholine and Ergonovine as a Spasm Provocation Agent
末田 章三
1
Shozo Sueda
1
1済生会西条病院循環器科
1Department of Cardiology Saiseikai Saijo Hospital
pp.723-729
発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100331
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はじめに
冠攣縮誘発薬剤として,アセチルコリンとエルゴノビンが臨床使用されている1,2).しかし,この2種類の薬剤も介する受容体が異なり,誘発される冠攣縮が一致するか否かについては混沌としている.同一症例における両薬剤の血管反応性を対比検討した報告は散見されるが,比較的多数例での報告はない3,4).最近われわれは,同一171症例における両薬剤の冠血管反応性を報告をした5).
今回われわれは,臨床使用されている両薬剤の相違点と冠血管反応性をまとめ対比検討した.
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