Japanese
English
Bedside Teaching
最近の喘息死と喘息コントロールの動向
Current Asthma Death and Chronic Control of Bronchial Asthma
田中 明彦
1
,
美濃口 健治
1
,
足立 満
1
Akihiko Tanaka
1
,
Kenji Minoguchi
1
,
Mitsuru Adachi
1
1昭和大学医学部第一内科
1First Department of Internal Medicine, Showa University
pp.851-855
発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100085
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はじめに
気管支喘息の病態が慢性のアレルギー性炎症に基づく慢性疾患であることが認識され,それに伴い吸入ステロイド療法が普及し,多くの喘息患者の救急受診回数や入院回数は減少し,quality of life(QOL)も改善されてきた.また,致死的喘息発作や喘息死は近年減少傾向にある.しかし,依然として年間3,500人以上の喘息死が存在しており,喘息が死に至ることのある疾患であることが改めて認識させられる.
本稿では,喘息死についての現状と喘息の慢性管理について述べる.
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