Japanese
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特集 気管支喘息の新しい視点
喘息死に至る喘息
Mortality from Asthma
中澤 次夫
1
Tsugio Nakazawa
1
1群馬大学医療技術短期大学部
1College of Medical Care and Technology, Gunma University
pp.879-883
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900342
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喘息死の背景
1.疫学
近年,欧米を中心として気管支喘息に起因する死亡(以下喘息死)が増加傾向にあるとの報告が目だっている.これらは1970年代後半にニュージーランドで喘息死が爆発的に増えたことに端を発している1).
すなわち,ニュージーランドでは1974年に10万人に1.3人の死亡であったのが1979年に4.2人と増加し,1985年には1.85人と元に復している.類似の増加は1960年代の英国やウェールズでも見られる2).
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