Japanese
English
増刊号 消化管腫瘍の内視鏡診断2020
主題
—AI診断の現状と将来—下部消化管
Computer-aided Diagnosis for Colonoscopy with Use of Artificial Intelligence:Current Status and Future Perspective
工藤 進英
1
,
小川 悠史
1
,
森 悠一
1
,
前田 康晴
1
,
三澤 将史
1
,
工藤 豊樹
1
Shin-ei Kudo
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
キーワード:
人工知能
,
大腸内視鏡
,
病理組織診断予測
,
ポリープ検出
,
超拡大内視鏡
Keyword:
人工知能
,
大腸内視鏡
,
病理組織診断予測
,
ポリープ検出
,
超拡大内視鏡
pp.751-757
発行日 2020年5月24日
Published Date 2020/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202045
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●「考える内視鏡診断」のポイント
・大腸内視鏡AIは主に,大腸ポリープ検出・大腸腫瘍の病理組織診断予測・大腸癌の深達度の診断支援・潰瘍性大腸炎の診断支援をターゲットとする.
・CADeによる大腸ポリープ検出についてはex vivoの研究がほとんどであり,前向き研究の報告は少ない.そのため,エビデンスについては議論の余地が残り,慎重な解釈が必要である.
・CADxによる腫瘍鑑別能については,さまざまなモダリティで感度・特異度90%の高い診断能が報告されている.さらにT1b癌の診断についても高い診断能が報告されており,実用化が期待される.
・内視鏡AIを一般臨床で使用するためには,“医療機器”として薬事承認を取得する必要がある.2019年12月時点で,本邦で薬機法承認を受けている大腸内視鏡AIは“EndoBRAIN®”のみである.
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