Japanese
English
増刊号 消化管腫瘍の内視鏡診断2020
主題
—小腸腫瘍性病変の内視鏡診断—リンパ増殖性疾患の診断
Diagnosis of Lymphoproliferative Disorder of the Small Intestine
梁井 俊一
1
,
中村 昌太郎
1
,
川崎 啓祐
1
,
赤坂 理三郎
1
,
鳥谷 洋右
1
,
大泉 智史
1
,
久米井 智
1
,
平井 みなみ
1
,
山田 峻
1
,
菅井 恭平
1
,
石田 和之
2,3
,
上杉 憲幸
2,3
,
菅井 有
2,3
,
松本 主之
1
Shunichi Yanai
1
1岩手医科大学医学部内科学講座消化器内科消化管分野
2岩手医科大学医学部病理診断学講座
3獨協医科大学病理診断科
キーワード:
B細胞リンパ腫
,
NK/T細胞リンパ腫
Keyword:
B細胞リンパ腫
,
NK/T細胞リンパ腫
pp.637-645
発行日 2020年5月24日
Published Date 2020/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202036
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●「考える内視鏡診断」のポイント
・小腸リンパ腫にはさまざまな組織型があり,内視鏡所見により,組織型を類推できる.
・びまん型ではNK/T細胞リンパ腫を考えるが,B細胞性のIPSID(immunoproliferative small intestinal disease)を鑑別する.
・潰瘍型で,動脈瘤亜型や耳介様周堤を伴う例は,びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)やT細胞リンパ腫が多い.
・MLP型は濾胞性リンパ腫やマントル細胞リンパ腫に多いが,MALTリンパ腫でもみられる.
・MLP型で,白色顆粒状小隆起であれば濾胞性リンパ腫,多発腫瘤を伴う例ではマントル細胞リンパ腫を考える.
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