--------------------
編集後記
牛尾 恭輔
pp.1340
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110075
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
最近,X線CTやMRI,EUSといった画像検査法の進歩によって,大腸癌の深達度や進展度の診断が日常的に行われるようになってきた.しかしその中で,固有筋層は最も厚く,筋組織という比較的密な組織であるためか,pm癌の深達度診断は最も難しい.一方,大腸癌の発育・進展を"中間癌"ともいうべきpm癌の視点から見てみようという気運も生じてきた.そこで,まずpm癌の実態を知り,次にこの2つの課題に挑戦しようと企画されたものが本号である.これまでの見解に1歩も2歩も踏み込んだ内容が認められる.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.