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編集後記
牛尾 恭輔
pp.256
発行日 1996年2月25日
Published Date 1996/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103956
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食道と胃では表層拡大型癌(superficial spreading type of carcinoma)という用語が使われ,学問的にも市民権を得,それぞれ特集号として編集されている.
同じように大腸でも癌を含めて,表層拡大型腫瘍というような用語が使いうるかどうか,現状の新しい知見を含めて,検討されたのが本号である.最初の試みでもあり,筆者の見解もそれぞれ違うことから,主題も「いわゆる表層拡大型大腸腫瘍」とあえて“いわゆる”という文字がつけられている.各論文の内容をみると,結節集簇様病変,側方発育腫瘍(LST)の研究と症例が多く提示されている.
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