今月の主題 白血病—研究と診療の最新情報
治療の哲学
急性白血病治療の基本的な考え方
小峰 光博
1
1昭和大学藤が丘病院内科血液
pp.628-630
発行日 1993年4月10日
Published Date 1993/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910108
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●急性白血病が化学療法によって治癒を望める数少ない悪性腫瘍の1つにあげられて,すでに20年余が過ぎている.
●積極的・攻撃的な化学療法の骨格となる理念はtotal cell kill説であるが,実際面では多くの工夫がなされ,より精緻な治療体系として洗練されてきた.
●白血病そのものの解明も急速に進んでおり,それらの成果は臨床的にも還元されるであろう.●患者はもっとも過酷な試練に直面しつつ,われわれの持つ限られた能力にすべての望みを託している.
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