今月の主題 頭痛とめまい—外来診療ガイド
めまいを診る
めまい患者の検査計画:どういうときに何が必要か
高橋 正紘
1
1東海大学医学部耳鼻咽喉科
pp.984-987
発行日 2002年6月10日
Published Date 2002/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908741
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
高血圧や心臓病の合併,脳梗塞の既往例のめまいでは,脳血管障害を考慮しMRIを調べる.
良性発作性頭位眩量症,起立性調節障害,Meniere病,緊張性頭痛などが多い.
回転感を伴う眼振は末梢性に多く,めまいが弱い起立歩行の障害では中枢障害を疑う.
起立検査,眼振検査,Schellong試験,聴力検査,脳画像検査を適宜行う.
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.