増刊号 最新の不妊診療がわかる!―生殖補助医療を中心とした新たな治療体系
第4章 生殖補助医療時代の一般不妊診療―検査や治療の意義と限界
男性不妊―検査
精液検査の実施法と評価法―どういう場合に何を疑うか
湯村 寧
1
,
齋藤 智樹
1
,
竹島 徹平
1
1横浜市立大学市民総合医療センター生殖医療センター泌尿器科
pp.245-249
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210681
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▶精液検査は男性不妊患者に対するはじめの一歩の検査である.多くの検査方法,検査デバイスが存在するが,射精後1時間以内での検査,治療開始前に2〜3回の検査施行などの原則は遵守すべきである.
▶2021年にWHOは精液所見の正常下限値改訂を行っており,説明時に注意が必要である.
▶精液所見異常の場合,男性不妊を呈する疾患を念頭に置きつつ診療・検査を行うべきである.
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