特集1 そうだったのか!「幻聴・妄想」 私たちができる意義ある対応とは
「幻聴・妄想」ってどういうもの? 看護は何ができるのか
中村 創
1
1株式会社N・フィールド広報戦略部
pp.394-403
発行日 2021年9月15日
Published Date 2021/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200917
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幻聴をどう解釈するか—「自分の声に苦しくなっている」ということは
ここに、「「死ね」「消えろ」と言われて苦しい」と訴える患者さんがいたとしましょう。
この声をシュナイダーの考想化声(自分の考えが、外部からの声、他者からの声として聞こえる幻聴:レクチャーp406参照)だと考えると、患者さんは自分に対して「死ね」「消えろ」と思っていると解釈できます。
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